台湾の新型コロナウィルス感染者数ついに0人!!封じ込み成功の理由
2020年4月14日 台湾の新型コロナ対策
4/14台湾の新型コロナウィルス新規感染者はなんと0となりました。1/21に台湾で初の感染者が発生してから393人の感染者が出て、6人が死亡しました。中国からの渡航者の非常に多い台湾では、なぜ台湾は新型コロナウィルスを封じ込めることができたのでしょうか?本記事では蔡英文総統による新型コロナウィルス対策を徹底的に解説いたします。 ■台湾の新型コロナウィルス封じ込め政策 台湾は主に下記のような封じ込め政策をとっております。日本と比べるとマスクの着用や2週間の強制隔離などの法制化を行い、徹底したウィルス対策を行った結果が功を奏し、大成功したと言われております!!台湾では、コロナウィルス対策が成功しているため、国民は普段通り飲食店で飲み食いなど、大規模イベント以外は通常通りの生活を送っています。 ■マスク実名制度 台湾ではマスクが国民全員にいきわたるように、マスクの実名制を行い、さらにマスク工場の量産体制を国を挙げて行いっした。その結果1日に1500万枚のマスクを現在生産することができるようになりました。実名制を行い、国民全員が近くの薬局などで2週間で9枚購入することができます(4/15日現在)。マスクは予防の効果ももちろんですが、万が一感染している無症状者がいたとしてもマスクをしっかり着用していることによって、周囲への感染を防ぐことができます。少なくとも、大規模なクラスター感染を防げるとされております。 さらに、全国民のマスク購入数を管理するために、唐鳳(オードリー・タン)大臣がAppを開発し、国民全員が指定された薬局などでマスクを平等に購入できるようになりました。天才IT大臣とも呼ばれる唐鳳(オードリー・タン)氏は日本でも有名になりましたね!! ■公共交通機関でのマスク着用法令 台湾では4/1に施行された公共交通機関でのマスク着用令の法律が施行され、違反した者には1.5万元(5万円以下)の罰金が課せられます。そのため、現在は公共交通機関に乗っている全国民がマスクを着用しております。 ■駅での体温感知器設置 台湾の各電車の駅内では、赤外線探知機による体温検知システムを導入し、37.5度以上の体温が検知された時点で、駅員に呼び止められ、再度体温計測を行います。もし、通過できなかった場合は、チケットを払い戻しされ、電車の利用ができません。 ■強制隔離の法令 台湾では、新型コロナウィルス感染者はもちろん病院での隔離を行いますが、その濃厚接触者も2週間の隔離を命じられます。日本と違うことは、濃厚接触者の隔離も法制化されており、一歩も家から出ることができなくなります。もしこれを違反した者は6~30万元(18万円~120万円)の罰金が課せられます。この間デリバリーなどの頼むことができますが、デリバリーの方にしっかり家のドアまで荷物を届けてもらうことが必要です。なんとマンションの下まで荷物を取りに行った隔離対象者まで違法行為とみなされ罰金を課せられました。非常に徹底されています。監視方法としては、携帯アプリをダウンロードさせられ、GPSで管理されます。隔離期間内の人権問題に関しては我慢ということですね。仕方ありません。もちろん、海外から帰国した人も自宅隔離対象となります。この点、日本では自宅隔離の呼びかけのみで、法的制裁はありませんね… ■デマ情報の取り締まり法令 現在日本では、ロックダウンになるから食料品を買い込みなさい。または、トイレットペーパー工場がストップするので、早くトイレットペーパーを買い込みなさい等のデマが流布しております。そういったデマを流したものは台湾で非常に厳重に罰せられます。罰則は3年以下の懲役と900万円以下の罰金が課せられます。 いかがでしたでしょうか?台湾のコロナウィルス対策の日本との大きな違いは、法制化の部分にあるかと思います。それ以外には、中国からの渡航禁止を非常に早く行ったなどの部分での、スピード感は日本の数十倍と言えるかもしれません。台湾では、国民が海外旅行ができない分、国内旅行をたくさんしており、飲食店や宿泊業も通常通り営業しております。海外からのインバウンド需要はもちろんありませんが、経済活動の自粛なども特になく、飲食店や宿泊業の倒産なども日本ほど顕著にはありません。私が今回この記事を書かせていただいたのは、台湾から日本が学べるところがたくさんあり、すぐにでも施行で対策があるのに、日本政府に見習ってほしい、そして日本人のみなさんにより多くの成功例をしっていただきたいという願いからです。 もし、日本でも台湾のコロナ対策を見習ってほしい、そしてもっと多くの方々に台湾の成功例を知ってほしいという方は本記事のシェアを何卒よろしくお願いいたします!!